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とってもクールな新惑星候補天体の発見者Micheal Brown教授 

隠者裏庵さんの 『 下手なお偉い天文学者よりも… 』 というエントリより。(注:隠者裏庵さんのブログは閉鎖されたためにリンクをはずしています)
Brown教授の言うことはもっともだ。 今回トンデモ提案をしたIAUのお偉い学者よりもよほど理性的かつ常識的だと思う。

スイマセン・・・全文引用になっちゃいました。>隠者裏さん

さて、 『 下手なお偉い天文学者よりも… 』 に貼られているリンク先へ飛んでいくと、惑星新定義議論の中心となっている2003 UB313の発見者、Micheal Brown教授の記事が掲載されています。

『 下手なお偉い天文学者よりも… 』 に貼られているリンク先2003 UB313発見者、惑星の新定義に異議「第十惑星にならなくてもいい」には、

彼の考えるもっとも現実的な案は、「冥王星よりも大きければ新惑星とする」というものだ。その場合、新しく惑星と認められるのは彼が発見した2003 UB313だけになる。だが、それは何も栄誉を独り占めしたいからではなく、「大衆が惑星について持っているイメージにもっとも近いから」だ。

と書いてあります。その後

「冥王星を減らして8つに」という選択肢

の話に移るのですが、これに関してはあまり明確に書かれておらず、

「IAUは当時の学者たちと同じように、英断するべきです。やがて誰もが新定義を受け入れるでしょうし、科学は自らの過ちを直すことができることを大衆に示すチャンスとさえ言えます」

と書いてある部分の「新定義」というのが「冥王星を減らして8つに」という選択肢であるように読め、これを支持しているようにも受け取れるのですが、いまいちはっきりしませんでした。

で、What makes a planet?:A band of astronomers at the IAU meeting in Prague are revolting against the proposed IAU definition.というMicheal Brown教授のウェブサイトを読んでみると、彼は「冥王星を減らして8つに」という主張を支持しているようです。

indeed, I have signed on as a supporter of the 8 planet counter-proposal to the IAU
引用元:What makes a planet?:A band of astronomers at the IAU meeting in Prague are revolting against the proposed IAU definition.

Micheal Brown教授曰く、「惑星という定義がどうであれ、天文学者に与える影響なんかほとんどない。天文学者は、その物体が何でできているのか、どういう風にできているのかを解明し、太陽系の成り立ちを示すものを見つけ出すために研究を続けるだけだ。科学的議論において「惑星」という言葉はほとんど使わない。だが、惑星の定義が大きく変わると一般の人々に与える影響は大きい。一般の人々が持つ「惑星」という言葉のイメージは、科学的な「惑星」という言葉のイメージと大きくかけ離れたものになるだろう」ということです。

また、彼は地質学を引き合いに出し、「大陸」という一見科学的な用語も、実は定義がなく、単に一般の人々の持つイメージで大陸という言葉が使われているだけであり、地質学者は「continental crust(大陸地殻)」「continental drift(大陸移動)」「continental plate(大陸プレート)」という言葉を使うことはあっても「continent(大陸)」という言葉を議論の中で使うことはない。天文学者も地質学者を見習い、「惑星」の定義は一般の人々のイメージに任せて、本来の研究をしようじゃないかという主張のようです。

まとめると「定義を作るとすれば、8個の惑星と数多の小惑星と数多のカイパーベルト天体という区別にすることに賛成するが、本音を言えばそんな定義を決める必要はなく、本来の仕事である天文学の研究を粛々と進めましょう」というふうな主張にとれました。

うーん、科学的、論理的かつ非常に冷静なご意見。

普通なら功を取り逃がすまいとがんばりそうなもんですが・・・。

Micheal Brown教授、実にクールです。

【関連リンク】
Micheal Brown教授のウェブサイト

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コメント

またトラックバックありがとうございます。
私はどちらかといえば、Brown教授の純粋な研究者としての姿勢というより、科学者の自分勝手な論理で教育現場や一般人を必要以上に混乱させまいという常識的な姿勢を評価したつもりでした(「科学的には問題ないとしても、科学以外の面で問題がありすぎる」と言ってますし)。
どちらにせよ、理性的な判断から惑星発見者の栄誉を潔く捨てる覚悟があるのは素晴らしいことだと思います。
その反面、彼と同じアメリカの人々にナショナリズムから「冥王星は惑星」に固執してる風潮があるのは……あの国らしいといえばあの国らしいことなんですけどね。

コメントありがとうございます

>科学者の自分勝手な論理で教育現場や一般人を必要以上に混乱させまいという常識的な姿勢

そうですね。Brown教授は「科学バカ」という感じではなく、自分の仕事である科学を尊重しながらも、まわりのさまざまなものに与える影響を考えることのできるバランスがとれている人物という感じがします。

ただ、「科学的には問題ないとしても、科学以外の面で問題がありすぎる」という部分は、原文を読んでみると、おそらく「科学以外の面で問題」=「科学者のエゴ(惑星という言葉や冥王星への固執など)」を表しているように思ったので(←ネタ55の勝手な解釈かも?)、本分ではない部分に気をとられる科学者を批判する純粋な研究者としての姿勢がクールだなあと考えた次第です。

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